新車を安く買う方法はかなり限られます。業販で買えるとか、法人で複数台購入する方法もありますが、ここでは一般の方が少しでも安く買える方法をご説明していきます。
購入先を選ぶ
普通に新車を購入する場合ディーラーから購入する方が多いと思いますが、ディーラー以外に町の車屋さん(中古車販売店、整備会社、板金屋さんなど)から購入することも可能です。これらも含めて3社以上で見積もりを取るのがいいですね。
とはいえ、3社以上を回ると1社ごとに30~60分は取られてしまうため、けっこうたいへんです。実際に店舗へ行く前に概算の見積もりと価格交渉をしておきましょう。以下のサービスはメールで交渉してから店舗に行くことができるのでおすすめです。
■ネットで見積り簡単比較■ MOTA無料オンライン新車見積り!
私自身、毎回数社で見積もりをとっているのですが、ディーラーだから高いとか小さな車屋さんだから安いとかいうことは基本的にはないようで、やはりこれまでのお付き合いというのが重要なようです。今まで何台も購入したことがあるとか、整備は必ずこの会社に出しているとか、そういったことがあると今後の付き合いも考えて安くしてもらえることが多いです。特に自動車整備会社の場合は今後の整備や車検も期待して安くしてくれている場合があるので、その期待を裏切ることがないように気を付けましょう。
例外として、レクサスや輸入車の多くは購入できるところがディーラーに限られます。特にレクサスは値引がほぼゼロになりますので、値引き交渉をしてもムダなことを覚えておきましょう。
購入時期を選ぶ
購入時期によって値引率は変わります。このあたりもよく分かった上で値引額をみると高いか安いかが判断できるでしょう。
年間の安い時期
購入先の決算期には値引が大きめになる傾向があります。それほど大きな差はありませんが、少しでも安く買いたい方は意識しましょう。ディーラーの決算期は3月と9月になっていることが多いです。よく何かしらのイベントをしているので、その時までにある程度決めておきましょう。
対象車種のモデルチェンジ時期
これは大きな要素になります。まず、まったくの新型車や希少な限定車を発売直後に購入しとうとした場合、値引きは少なくなることがほとんどです。ただし、これらの車は売る時も高くなるので短期で売る予定がある方は売却価格である程度相殺できます。少しでも安く買いたい方は発売から1年以上経ったところを狙いましょう。
モデルチェンジ前は値引率が大きくなります。特にモデル末期のフルモデルチェンジが決まっている車種については値引が最大となるので、乗りつぶす予定がある方には一番いい時期かもしれませんね。その際は生産終了に気を付けましょう(生産終了は突然やってきます・・・)。
オプション・グレードを選ぶ
グレード・メーカーオプション
ディーラーは車種によっておおよその値引額を決めており、グレードが高くなったりメーカーオプションが増えても値引額は大きく変わらないでしょう。これはディーラー側の利益がグレードが上がったり、メーカーオプションが増えてもあまり変わらないからです。ただし、これらは売却額に大きく影響するのでなるべくリセールの高いグレードやメーカーオプションを選ぶことが結果的に安く買うことにつながります。
ディーラーオプション
ディーラーオプションは商品・工賃ともにディーラーの利益が大きめなので、多くすればするほど値引は大きくなります。ただし、値引を大きくするためにあまり必要ないオプションを増やしていって結局高くなってしまったということがないようにしましょう。
支払方法を選ぶ
現金一括
間違いなく一番コストの少ない方法です。ただ、ディーラー側には利益がないため、値引にはつながりません。
ローン
現金一括が選択できない場合におすすの方法です。金利が安ければコストを抑えられますし、ディーラーのローンならその金利の一部はディーラーの利益になるため、そこからの値引も期待できます。金利は2%以下なら合格です。
残クレ
月々の支払額が下がる分、金利によるコストが上がるのでおすすめしません。ただ、値引が大きくなる可能性があるのと、値上がりする可能性の高い車(ランクルなど)を買う場合は選択肢に入ります。
カーリース
おすすめしません。残クレに自動車税、ものによっては保険や車検代まで入っていることがありますが、その分金利が高くなります。しかも、途中で解約しても残りの期間の金利分は返ってこないことがほとんどです。
下取りについて
「下取りで値引」というのをよく聞きますが、これは主にディーラーで下取り価格に加算することで値引率を上げることを指します。ただし、それがおトクと思っている方は要注意です。下取りは廃車になるような車を除いて、安く売ることになるケースがほとんどだからです。
車の売り方については別の記事で解説していますので、そちらをご覧ください。